Q1. 普段はどのようなお仕事をされていますか。
作家活動をしながら、雑誌やCDジャケットの小道具などをデザインしてつくっています。
Q2. あなたにとっての「郷土」とはどのようなものですか。
北海道のことを指します。自分の力では変えることができない存在であり、出発点ですね。
Q3. 旅へ行くとしたらどこへ行きたいですか。
月か地底の王国へ行ってみたいですね。あと、夢の中に出てくる世界と自由に行き来することができたら良いなと思います。小さい頃は穴を掘ったり、マンホールに潜ったりして遊んでいて、昔から地底の王国に行けるんじゃないかなぁと期待していました。今は、現実からただ逃げたいだけなのかもしれないですけどね…希望ですね(笑)。
Q4. 作品を通して伝えたいことはありますか。
僕は、作品自体に一個の人格があると思っています。僕から生まれた一つの人格なので、作品と鑑賞者の間でコミュニケーションが生まれたら良いなぁと思っています。ですから、作品が僕を離れて一人歩きして、人とコミュニケーションがとれるような作品をつくりたいと思っています。
彫刻や立体というものは、3Dなので絵画などの他のメディアと比べると、人間に近いと思うんです。そこから更にもう一歩踏み出して、モノから人にアプローチする方向が最近面白いと思っています。モノが人に働きかけて、その人もモノが反応するために行動する。今回出品した作品は、センサーで人をとらえると動くようになっています。作品に「動く」というツールを与えることによって人との間に新しいコミュニケーションが生まれる。そうやって、人と接していけるような作品を生み出したいなぁと思って最近精力的にやっています。まあ、動かなくても表現できることはたくさんあるので、あまりこだわっているというわけではないのですが、たまたま最近の作品は動く傾向にあるという感じですね。
Q5. 動物をモチーフにつくっている作品も多いと思うのですが、何か意識されていることがあるのでしょうか。
人間は人以外のモノや動物に対して感情移入することができる能力があると思うんです。対象に人の人格を見出す能力が人間にはあって、そこが顕著に出るのが動物なのかなぁと思っています。みんな動物園が好きだし。コミュニケーションを誘発するということも含めて動物をモチーフにすることが多いですね。
最後に、日々の中でいろいろなモノに出会って、人と人との関係だけではなく、「モノと自分」や「動物と自分」、「自然と自分」という関係の中に、アニミズムではないけれど、人格というか精霊的な、自分以外の存在を見出して、時には優しく、時には厳しく能動的に接したりしていくと日々が豊かに楽しくなってくるのかなぁと思います。 |