Hidetaka Suzuki / interview with Exhibition miraiten #10 Artists


Q1. 普段は何をされていますか。

学生です。武蔵野美術大学 造形学部の4年生です。

Q2. あなたにとっての「郷土」とはどのようなものですか。

色々考えたのですが、多分普段はあまり意識するものではなくて、存在も良くわからないものですけど、ずっと側にあるというか、気づいたらそこにあるものだと思います。なくなったらそれに気づくけど、普段生活している中では全然気づかない、何か漠然とした存在ですね。

Q3. 旅へ行くとしたらどこへ行きたいですか。

漠然とですが、北欧・欧州方面ですね。明確な理由はないのですが、昔から石畳の道や古い建物に、とても興味があります。NHKとかの海外の街特集を見ると生まれ故郷のような感じがして、良く知っているような感覚になるので、欧州の北の方に行ってみたいと思っています。

Q4. 作品を通して伝えたいことはありますか。

メディアが多様化していて、イメージというものが、とても簡単に交換でき、自分からの発信もとても楽になりました。こういう状況下で、絵画におけるイメージやリアリティとは何かと考えるようになりました。果たして自分の目で見ることが一番リアリティのあることなのか? 写真で撮った切りとられた世界の方が実はリアリティがあって、そこを通して作品を見ることで距離をおくというか、データを通して見ることによって、逆に自分の視点が明確になったりします。世界を捉えると言うとちょっと規模が大きいですけど、自分が目で見てリアリティを感じられるとっかかりになる気がします。単にものを見て絵を描くということではなくて、メディアが多様化したことによってこそできることですよね。絵画におけるリアリティというのは何かということを伝えたいですね。

 

 

表紙(作品抜粋)
《portrait》 2010 キャンバス、パネル、油彩


第10回サッポロ未来展での展示風景
Q5. 描かれている人物は、若者が多く、鈴木さんと同世代の人だと思いました。そういった世代のリアリティなどを意識されているのでしょうか。

最近はポートレートを描くことが多いのですが、「人」自体にはあまり意味がありません。写真とか映像を撮ってそこからポートレートを描いているのですが、こういう手法をとることによって、その人の中身は考えず、外見の部分だけを切りとったらどういう作品が出来るかなと思って作品を作っています。モデルは親しい人なのですが、写真に撮ることによって、自分の知らない人というか、少し違和感を覚えるんです。そこからポートレートを制作しています。
もしかしたら、同世代のリアリティということも意識しているのかもしれません。自分と近い年代の人の方がわかるというのはあります。あまり年が離れてしまうと自分との共通点がなくなってしまいますから。

 

インタヴュアー 片山実季 / Interviewer Miki Katayama


鈴木 秀尚/Hidetaka Suzuki

http://suzukihidetaka.net

写真や映像から、主にポートレイトを制作している。

1986   北海道帯広市生まれ
2008   武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻入学
現在   武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 4年

[個展]
2009    GEISAI#13 PICK UP ARTIST KaikaiKiki 中野ブロードウェイギャラリー/東京

[グループ展]
2008-10 「サッポロ未来展」/札幌時計台ギャラリー/北海道
2008   「発光ステロイド」  武蔵野美術大学芸術祭/東京
2008   THE SIX 2008 代官山ヒルサイドテラス/東京
2009   GEISAI#13 KaikaiKiki 三芳スタジオ/東京
2009   「OVER AGE」  武蔵野美術大学芸術祭/東京
2010   「OVER AGE2」  武蔵野美術大学芸術祭/東京
2010   GEISAI#15 東京ビッグサイト/東京

[公募・その他]
2009   GEISAI#13 KaikaiKiki 三芳スタジオ/東京
2010     GEISAI#15 東京ビッグサイト/東京

[受賞]
2009     GEISAI#13 ゴールデンアクリリック賞/東京