Q1. 普段はどのようなお仕事をされていますか。
植木屋をやっています。
Q2. あなたにとっての「郷土」とはどのようなものですか。
いつも意識している存在です。僕にとっての郷土は日高町を指すのですが、故郷の人に喜んでもらいたいというか、こういうことをしたら楽しんでくれるのではないかなど、そういうことを意識しながら舞台をつくっていて、常に意識しているものですね。
Q3. 旅へ行くとしたらどこへ行きたいですか。
日高管内を演奏旅行することが目標なんです。やはり、常に郷土を意識していますね。常に日高のことしか考えていないです(笑)。
Q4. 作品を通して伝えたいことはありますか。
簡単に言うと日本人の姿。僕の興味があるのは労働者の芸なんです。プロフェッショナルの人たちが築き上げた芸ではなくて、田んぼや山で汗をかいたり、大工をしたりしている庶民の芸事なんですね。
Q5. 時には舞ったり、バチや太鼓をつくる動画もアップされていますね。「見せる」ことを意識されていると思うのですが、いかがですか。
生活の中から生まれてくるものを作品にしています。改めて見せる必要はありませんが、山で仕事をしている姿など。僕が体現したいのは民俗芸能と呼ばれているもので、日本の風土や日常生活を土台としています。踊りを習った時に、先生に「そこは田んぼに足をつけた時みたいに、しっかり踏みしめて」と言われたことがあるのですが、それまで僕は田んぼに足をつけたことがなかったので、「何っ!?」と思いました。衝撃でした。でも、よく考えてみれば、その踊りは農村から生まれてきたような踊りだったんです。ですから、田んぼを踏みしめるということが理解出来なければ踊れないのでないかと思い、農業をやったり山で仕事をしたりしています。昔は和太鼓だけをやっていたのですが、民俗芸能は、そういった生活の中からでてくる表現だと思うので、そこを意識しています。演奏するだけでは表現できないことだと思って、太鼓のプロというより、農業をしながら、農業でできた体でパフォーマンスをしたいなと、労働者の体で舞台をつくりたいなと思って活動をしています。普段の生活を、お客さんに見てもらいたいというよりは、自分の中で意識をしているんですね。意識しないと流れてしまう。いつでも止められることなので、自分で記録をして、動画をアップしたりして、こういうふうに生きているということを宣言している感じなんですよね。 |