Jinkei Sato / interview with Exhibition miraiten #10 Artists


Q1. 普段はどのようなお仕事をされていますか。

絵の講師をしていて、様々な場所で絵を教えています。

Q2. あなたにとっての「郷土」とはどのようなものですか。

金沢にいたことがあって、金沢は伝統的な住まいで、家と家の間が狭いんですね。それに比べると、北海道は家と家の間が広くて、景色も広々としています。そういう広い空間やおおらかな大地や自然が充実しています。そういう場所で育ったので、そのような大地や空間、自然を感じることができる場所のことを指しています。他の土地で暮らした時に、そう実感しました。僕にとって原点のようなものです。

Q3. 旅へ行くとしたらどこへ行きたいですか。

国内だと大体の土地には行ったことがあるのですが、九州・四国には行ったことがないので行ってみたいです。仏閣や仏像、古代の建築物、伝統工芸などに興味があるので見てみたいですね。海外だとイタリアやドイツに興味があります。昨年、中国に行った時に感じたのですが、経済的に伸びている国で、そのようなエネルギーが美術にも反映されていたことをとても良く知ることができました。日本より、美術が活発だと聞いていますし、国をあげて美術を応援している姿勢など話には聞くので、実際に行ってそれを体感したいです。

Q4. 作品を通して伝えたいことはありますか。

テーマは変化していっていますが、ずっと人物を描いていて、生きる力やエネルギーを伝えたいと思っています。今回は馬が寝転がっている絵を出品していて、フォーヴィスム(20世紀初頭にあった芸術運動の一つ)を意識して描いています。そういう昔のある種の傾向を意識してゴロッと描いてみました。最近では、モチーフに関係なく、ゴロッと存在しているものを描きたいと思っています。以前は、美術界にある流行や主義、主張について考え過ぎてしまったこともありますが、今は表現したいものが以前と比べるとシンプルになって、画面を通してものの存在を表現したいと思っています。雰囲気やたたずまい、そこにある息づかいみたいなものを描くように意識しています。現在は、結構塊感があるものをシンプルに表現していくことを追求したいですね。

 

表紙 《舵は宙に放たれた》 2010 油彩 部分図


《○△□/丸、三角、四角》2010 キャンバス、油彩

 

インタヴュアー 片山実季 / Interviewer Miki Katayama


佐藤 仁敬/Jinkei Sato

1980   北海道滝川市に生まれ
2006   金沢美術工芸大学修士課程 修了
現在   独立美術協会会友 全道展会友

[ 個展]
2006   さいとうギャラリー/北海道
      Gardy/北海道
2007   うなかがめーゆ美術館/北海道
      アートホール東洲館 /北海道
2008   ギャラリーMizu/北海道
2009   札幌時計台ギャラリー/北海道
2010   北都館/北海道
      ギャラリーエッセ/北海道
 
[グループ展等]
2007-10 「サッポロ未来展」/札幌時計台ギャラリー/北海道
2009   「ロク展」/同時代ギャラリー/京都  
      「宮地明人×佐藤仁敬 2人展」/アートホール東洲館/北海道
2010   「JRアートプラネッツ2010」/JRステラプレイス/北海道
      「平成の生まれいずる悩み2010」/北海道開拓の村/北海道

[公募、その他]
2003   「国際瀧冨士美術大賞展」/東京
2001-10 「独立展」/新国立美術館/東京
2006-10 「全道展」/札幌市民ギャラリー/北海道

[受賞]
2008   「全道展」佳作賞
2009   「全道展」全道美術協会賞 会友推挙