Q1. 普段はどのようなお仕事をされていますか。

デザイン会社で営業や企画、カルチャースクールの運営・企画などの仕事をしています。

Q2. あなたにとっての「郷土」とはどのようなものですか。

転勤族で、子供の頃から東京と札幌を行き来していました。進学についても、山形の大学に進み、卒業後は一度東京へ移ったのですが、仕事の関係で再び山形へ戻りました。現在、東京と札幌と山形に三等分されたような感じです。地元というと札幌を指すのですが、郷土というと三つの都市をミックスしたような感覚です。季節や時期によって、思い出す郷土が異なるんですね。札幌で一番良い季節の時は、札幌をすごく懐かしく思い出したりするので、多分他の人とは違った形で郷土を捉え ています。

Q3. 旅へ行くとしたらどこへ行きたいですか。

全く日本語が通じなくて、対峙してコミュニケーションをとらなくてはいけないような場所に行ってみたいです。海外の大都市ではなく、聞いたことのないような場所が良いです。

 

Q4. 作品を通して伝えたいことはありますか。

私は普段から自分が現実思考的なタイプだと思っています。絵は日常を忘れるために見るものという考え方もあると思うのですが、鑑賞者が私の作品とタイトルを見て「何を描いているのかな」と一歩踏み込んで見てくれた時に、鑑賞者の日常と私の日常が何らかの形でリンクするようなところがあったら良いなと思って描いています。今回出品する作品は、食を表すようなタイトルではありませんが、自分にとっての日常とは、食べることや料理すること、制作することがつながっています。

Q5. ちなみに得意料理は何ですか。また、その料理と制作がリンクすることはありますか。

最近は寒いので辛いものを食べて暖まりたいと思って、豆板醤を使って麻婆豆腐をつくったりしています。料理と制作がリンクすることもありますね。おいしくできた料理を食べて満足した後に制作に向かうと、それまで描いていたモチーフの料理ではなく、その制作する直前に食べた料理の要素が出てきたりします。制作がうまく進行しない時は、料理もうまくいかないことが多いですね。それに、制作がうまく進行せず何か良いきっかけをつくろうと思って、料理をして味付けなどがうまくいった時には、制作の進行も良くなったりします。ですから、私の中で絵を描くことと料理をすることは、そういった意味でもリンクしています。

インタヴュアー 片山実季 / Interviewer Miki Katayama


大浦 和代 / Kazuyo Oura

http://sites.google.com/site/kazuyoourawebsite/top

日々、日常の中から生まれるモノをカタチにしています。

1980   札幌市生まれ
2000     東北芸術工科大学 芸術学部 美術科洋画コース入学
2004     東北芸術工科大学 芸術学部 美術科洋画コース版画専攻卒業
           東北芸術工科大学 洋画コース副手(2007~2010)を経て
            SCREAM Design 所属/山形市在住。

[個展]
2007       PICNICA/宮城、Life/GALLERY b.TOKYO/東京
2009       at the table/ Enoma/宮城

[公募展・コンクール]
2004       東北芸術工科大学卒業制作展 洋画コース最優秀賞
             学長奨励賞/東北芸術工科大学/山形
2005       シェル美術賞入選/代官山 ヒルサイドフォーラム/東京
             トーキョーワンダーウォール公募2005 入選/東京
2010       現代美術の展望「VOCA展2010 - 新しい平面の作家たち」展/上野の森美術館/東京
      
[グループ展/企画展]
2008    Schoun-Schoun Multimedia art project withartists from Japanand Germany/Kunsthalle FAUST/Germany- Hannovor
2010       WAKI ARTトリエンナーレ/gallery & cafe blaurot・ギャラリーI/福島
             その他個展、グループ展、ワークショップ多数。